アラフィフの私が転職先を探す冒険に出るよ

アラフィフってだけで転職厳しくない?

49歳の私が転職先を探す冒険に出る

 

2023年6月1日。

今日、初めて転職サイトに課金した。

今までも登録していたが、自分自身にも転職サイトにも「今回は本気だぞ」と叩き込みたかった。

 

過去にも登録サイトに登録していたことがある。

青い鳥は近くにいることを確認したかったからだ。

「自分が働くのに一番良い環境・機会は今の会社が提供してくれているに決まってる!」

「隣の芝よりうちの芝が青いに決まってる!」

確かに、給料も福利厚生もうちがダントツで良かった。

ブッチギリだった。

フレックス制度のある企業なんて、この田舎には見つからない。

 

24歳で入社。

29歳で1人目、38歳で2人目を出産。

入社後も育休後もバリバリ頑張った。

休んだことで負い目を感じ、「必要ない」と言われることが一番怖くて頑張った。

出張だって、国内海外問わず進んで飛んでいった。

 

20年間、そんな生活。

自分のことと仕事で精いっぱいで、家族のことを省みる余裕はほとんどなかった。

自分が入院した時に家族に物の場所を教えようとしたけれど、何年も使い込んでる台所のデザインさえ思い出せなかった。

それほど脳みそを使う用途の中心は仕事に限られていた。

そんなに一生懸命やっていた仕事なのに、いざ職務経歴書を書き始めると何も思い出せない。

 

でも、20年間の中で

「あれ?思ってたんと違う…」

と立ち止まるチャンスは何度かあった。

そんな違和感を「感じては消し」「感じては消し」を繰り返しながら、なんとかフラフラ仕事を続けてきた2020年1月。

なぜか昇進した。

「女性やマイノリティの幹部を増やそう作戦」の一環だったのだと思う。

 

管理職としてのモチベーションを保つのはとても難しく、毎日吐きそうだった。

そして決めた。

「50歳の誕生日までは頑張ろう」

 

私がすぐに音を上げてしまったら「やっぱり女性は…」と言われてしまうかもしれない。

実際、女性一括りで言われているのを聞いたことがある。

うちの会社(日本)には女性のエンジニアは社員全体の1%もいない。そのせいか、いつも一括り。

私が他の女性エンジニアの可能性を潰してしまうわけにはいかない。

なので、「50歳の誕生日まで後3年ちょい。3年くらい頑張れば、そこそこ実績残せるだろう…」と考えた。

でも、会社を辞めるつもりはなかった。青い芝だから。

「誕生日を迎えたら異動希望を出すか、社内のオープンポジションに応募すればいい。環境が少し変われば気分も変わるだろう。」ぐらいのつもりだった。

 

そんな50歳の誕生日まで後69日。

辞めるつもりはなかったのに、転職先を本気で探している。

 

その理由は「ハラスメントを受けた」からだ。